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ウスバカゲロウ類の幼虫の捕食行動(2)

 ウスバカゲロウ類の幼虫の多くは,実は,すり鉢状の巣を作りません.さらさらした砂とか赤土のすぐ下に体を隠して待ち伏せし,近くを通りがかった昆虫などを大顎で捕獲します.すり鉢状の巣に比べれば,なかなか餌を捕ることができない気がします.下の写真は,今回の論文で使用した非営巣性のコカスリウスバカゲロウの幼虫です.昨日紹介した営巣性のウスバカゲロウの幼虫と比べてどこか違うかわかりますか.まず,非営巣性種の方が眼が突出しています.これは潜水艦が海面上に潜望鏡を出して見張るのとよく似ているかも知れません.さらに大きな違いは,非営巣性種は前にすばやく歩くのに,営巣性種は後ずさりしかできないことです(非営巣性種も砂や赤土に潜る時は後ずさりをします).つまり,非営巣性種は,移動して待ち伏せ場所を変えられるのに,営巣性種はほぼ動けないのです.(つづく)
コカスリウスバカゲロウの幼虫
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