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林怒り恙虫?

 先日,ハヤシイカリツツガムシ(下の写真)という新属新種のダニが記載されました(Takahashi M. et al. 2012. A new genus and two new species of chigger mites (Acari, Trombiculidae) collected from amphibious sea snakes of Japan. Bulletin of the National Museum of Nature and Science Series A, 38: 159-172).
 ササラダニ類のヤマサキオニダニ(山崎鬼ダニ)の逸話は有名ですが,自分にも同じことが起こって,こんなに楽しいことはありません.「林怒り恙虫」と,当然のようにみんなが思うでしょうが,本当は「林錨恙虫」なのです.胴体の毛の形が船の錨(いかり)に似ているところからイカリツツガムシ属と名付けられました.
 ずいぶん前に,沖縄のウミヘビ類に寄生するダニ類の生態調査を行ったことがあります.この時,ツツガムシと呼ばれるダニ類が3種寄生していたので,sp. t,sp. b,sp. wと記号で区別して,それぞれの生態を報告しました(ここ,2.2Mbのpdfファイル).今回,sp. tがハヤシイカリツツガムシ,sp. bが共著者のもう一人の名前をとってマスナガタマツツガムシとして,新種記載されたというわけです.

ハヤシイカリツツガムシ
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