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カンタリジン世界(3)

 アリモドキ類(甲虫目:アリモドキ科)も,昨日紹介したアカハネムシ類と同じように,もっぱらオスが,カンタリジンという本来は有毒な化学物質に集まってきます(下の写真はアカホソアリモドキのオス).つまり,アリモドキ類も「カンタリジン世界」の住人であり,オスが摂取したカンタリジンを,交尾のときにメスに渡している可能性があります.交尾の時に,オスが餌とか,栄養物とかをメスに渡すことが多くの昆虫で知られており,これを婚姻贈呈と言います.カンタリジンではありませんが,鳥などの天敵に対して有毒である化学物質がオスからメスへ渡されることが毒蛾などで知られており,これも婚姻贈呈と考えられます.カンタリジンもそれと同じようにオスからメスへの婚姻贈呈物と考えるとおもしろいですね.左右の鞘翅にある外分泌腺のような構造はそれに関係するのでしょうか.(つづく)
ホソアカアリモドキ
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