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見るだけでも

 季節は進み,徐々に初夏を感じられるようになってきました.小さな流れのそばにはアサヒナカワトンボの成虫が見られます.下の写真はどちらもオスですが,翅が薄茶色のオスと,翅が透明のオスがいます.どちらも羽化したばかりで未熟です.林床で虫などを食べて成熟すると,川辺で繁殖を始めます.

アサヒナカワトンボ有色オス
アサヒナカワトンボ透明オス
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ひっそりと

 誰にも会わないように,裏山に入ることが多くなりましたが,いろいろ出会いがあります.キンランがひっそりと咲いていました(下の写真).成虫で冬を越したテングチョウの翅は徐々に古びてきました.アサヒナカワトンボの羽化間もないオスにも会いました.

キンランの花

田んぼ

 季節は期待通り過ぎていきます.田んぼに水が張られ,林道沿いではアマガエルをよく見かけるようになりました.

冬眠明けのアマガエル

目立たない花

 林床の明るい落葉樹林の中では,いろいろな植物の花が咲いています.カタクリやスミレ類の花のように目立つものだけではなく,ひっそりと花をつけているものもあります.下の写真はカンアオイの仲間(ランヨウアオイ?)とハナイカダの花です.見つけると,意外な花でちょっとわくわくします.

ランヨウアオイ?の花
ハナイカダ

4月半ば

 4月半ば,本来なら野外調査も本格的に始まる季節です.森はこんなにも綺麗な季節だというのに,今年はうまく計画が立てられませんね.

春の森

オンライン授業

 東京都立大学では,5月6日(水)まで休校,7日(木)からガイダンスなどの行事,11日(月)から授業開始の予定で準備が進んでいます.これらの行事,授業をオンラインで行うための作業が急ピッチで構築されつつあります.オンライン授業では,その内容も工夫しなくてはなりません.実習などをどう行うかも重要な課題ですね.

富士山

春なのに

 大学は研究,教育の場です.現在は休校中ですが,研究,教育に関わる用務を淡々と電子メールやネット上でこなしながら,人に会わないように気をつけて,かつ調査も少し兼ねて,裏山を散策したりしています.下の写真は満開の八重桜です.

八重桜

首都大学東京から東京都立大学へ

 4月になって,「首都大学東京」という名称は「東京都立大学」という名称に変更されました.通常は入学年度の大学名が卒業あるいは終了年度まで有効なのですが,今回は,全てを一斉に切り替えました.そのため,入学年度にかかわらず,我々の研究室は,卒業研究生(学部4年生)にとっては,東京都立大学 理学部 生命科学科 動物生態学研究室,大学院生にとっては,東京都立大学 理学研究科 生命科学専攻 動物生態学研究室ということになります.

東京都立大学
首都大学東京

3月の西表島(7)

 八重山群島には亜熱帯の昆虫類も多く生息しています.下の写真は,オオシママドボタルの小さめ幼虫と,それらが林床で光っている様子(遠景)です.ホタル類の幼虫は普通にこのように発光します.

オオシママドボタルの幼虫
オオシママドボタルの幼虫の発光

3月の西表島(6)

 ヤシガニは,昨日紹介したムラサキオカヤドカリなどと同様,オカヤドカリ科に属します.しかし,ヤシガニは貝殻に潜り込むことをやめて体を大型化させました.頑丈な体と大きなハサミで天敵から身を護ります.大型個体は長老の証で,そうした個体がいることは,巨木,大蛇,巨大魚などと同じように,その個体群の齢構成が健全であることを示しています.これらは性的に成熟した後も成長を止めず,年齢とともに少しづつ大きくなっていく生物です.下の写真は,西表島のまだまだ大きくなりそうな個体です.

ヤシガニ
ヤシガニ正面

3月の西表島(5)

 小笠原諸島や琉球列島の海岸部には,オカヤドカリ類が生息しています.下の写真は西表島で撮影されたムラサキオカヤドカリです.この他にもオカヤドカリ,ナキオカヤドカリという種も生息していますが,普通はすべてこのムラサキオカヤドカリです.海岸に打ち寄せられた巻貝の殻の中に柔らかい腹部を潜り込ませて暮らしています.驚くと,殻の中に完全に潜り込んで大きな硬いハサミで蓋をします.貝殻を大きいものに取り替えないと成長できません.大きな貝殻は稀なので大きなムラサキオカヤドカリも稀です.ムラサキオカヤドカリは小さいと体色が白っぽいままです(小さい個体も性的には成熟している).大きくなって初めて,名前のように体色が下の写真のように紫色になります(写真のは小さめのキウイぐらい).大きな貝殻が多い海岸では体が大型化し,大きな貝殻が利用できない場所では小型化していて,まるで別種のようですが,そうではないのです.外来種であるアフリカマイマイが移入された島では,ときにその大きな貝殻がたくさん転がっています.あるいはサザエなどの貝殻を海岸に捨てておくとそれを彼らは利用します.そのような場所では大きなムラサキオカヤドカリが増えます.
文献:外来種ハンドブック.地人書館.2002年.
   小笠原研究年報 14: 1-9. 1991年

ムラサキオカヤドカリ
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都立大動物生態

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