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3月の西表島(4)

 写真は西表島で放し飼いにされている牛の背中にアマサギが止まっているところです.アフリカでサイの背中や首筋に鳥が止まっていてダニなどの寄生虫を食べているという映像を見たことがあると思います.サイは寄生虫を取ってもらえ,鳥は餌を簡単に得られるので,両者は相利共生の関係にあると見なせます.一方,鳥が哺乳類や大型の爬虫類などの皮膚をつついて出血させ,その血を吸うという行動も稀に知られています.吸血したダニを捕食したり,寄生虫を剥がしたところが出血したりすると,吸血するという行動が稀に学習によって獲得されることがあると考えられています(吸血を専門とする鳥はいない).この場合,鳥と宿主はいわゆる寄生の関係になってしまいます.
 写真では,たまたまアマサギが1羽だけ牛の背中にいましたが,普通は牛の周りにいます.牛が歩くと,それに驚いてカエル類,バッタ類,コオロギ類などが跳ねて逃げます.アマサギはそれをねらって牛の周りにいるのです.自分で探すより,牛について回った方が餌を見つけやすいのです.この場合,牛とアマサギはどのような種間関係にあるのでしょうね.

牛の背中のアマサギ
牛の牛の周りのアマサギ
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