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中国(雲南省)での野外調査2

 最初は標高の高い昆明(約2000 m)近隣でいろいろ観察しました.高標高と言っても,昼間はとても暑くなります.山の斜面に残る荒れた二次林ですが,日本では見慣れない昆虫などがいて,楽しい山歩きとなりました.大きな岩の下向きの面に止まっていた蛾(真ん中の写真)は手の平ほどの大きさで,目玉模様が付いています.この目玉模様は,よく見ると立体感があり(手ぶれでぼけているわけではありません),ネコ類,フクロウ類,ワシタカ類の目と見間違うほど精巧にできています.立体感は,鱗粉の色が少しづつ違って描かれた点描で表現されています(毛があったり,この部分だけ厚みがあって立体構造となっているわけではありません).蛾の天敵は,主に鳥です.鳥はよく見える目で餌を探します.しかし,鳥はネコ類,フクロウ類,ワシタカ類に襲われるため,それらの目に対しておそらく本能的に逃避反応をとると考えられています.そこで,もし,巧妙な目玉模様を形成することができたら,蛾にとって鳥がひるんだ隙に飛び去って生き残る確率が高くなります.(つづく)

昆明
蛾の目玉模様
昆明の蝶
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中国(雲南省)での野外調査1

 4月21日から29日早朝まで,中国雲南省で中国の研究者らと一緒に野外調査を行いました.日本からかなり遠い場所での調査でしたが,空港や宿泊先での中華料理の多様性と味の深みにはいつも驚かされます.雲南省では,米粉のうどん(あるいはきしめん)に似た麺類が特徴的です.(つづく)

中華1
中華2

トラップ

 天気の良い日が続いており,この時期に計画していた昆虫のトラップ実験が予想通りに進行しています.結果のまとめがとても楽しみです.

トラップ設置

カツラの新葉

 木々の芽吹きも一段と増し,これから景色がどんどん変わっていきます.カツラという木は,甘い香りを漂わせます.若葉が出る頃には,すでにこの香りが漂い,綿菓子のような,甘辛醤油の団子のようなにおいがします(下の写真).
カツラの若葉

羽化直後のオオミズアオ

 先日,学生が撮影した写真の中に羽化したばかりのオオミズアオの写真がありました.手の平ほどもある大きな蛾で,翅の色はとても鮮やかな黄緑色です.夜行性なので,昼間に出会うことはほとんどありませんが,暖かい夜など,町外れの街灯などに止まっているのを見ることがあります.

羽化直後のオオミズアオ

ミヤマセセリ

 寒い日が繰り返し続きましたが,今日からは暖かい春になりそうです.ギフチョウ,コツバメ,ミヤマセセリは春一番に出現する蝶たちです.これらはこの季節にしか見られません.下の写真は先日,学生が撮影したミヤマセセリです(クサイチゴの花で吸蜜中).

ミヤマセセリ
クサイチゴで吸蜜するミヤマセセリ

春の富士山

 3日には,富士山のふもとへ調査に出かけました.今年は,春が早く訪れるかと思ったのですが,3月下旬から4月初めにかけて寒波が襲い,結局,例年より本格的な春の到来は遅くなりそうです.冬に見た富士山よりこの日の富士山の方が白くなっていました.首都大学東京沿いの桜並木も今日(6日)が最も見頃です.
春の富士山

西表島(海)

 西表島は水系が比較的よく発達しています.河口の海は川から泥などが運ばれて堆積するため,海水が濁り,サンゴなどの固着生物が生育しにくくなります.しかし,川のない湾では,サンゴ礁がよく発達し,海の透明度は抜群です.島の隆起に伴い,波による侵食が奇岩を形成し,独特の景観を呈します.この海の下の生態系を調べたくなる動機は充分ですね.

西表島の海
西表島の海岸

西表島(マングローブ林)

 知人から西表島の写真を見せてもらいました.3月下旬の様子です.河口域に広がったマングローブ林です.オヒルギの花を並べた写真は,何か生き物っぽく配置されて,何だろうとちょっと驚きますね.西表島には,未知の生き物がいても不思議ではありません.
西表島河口
オヒルギの花

新年度

 今日から新年度です.今年度はどんな発見があるでしょうか.下の鳥の写真はウソです.真っ赤なうそとまではいきませんが,アカウソかも知れません(今日はエイプリルフール).
ウソ続き
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