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カワセミ

 昨日30日(水)の1限目に,先日の水生昆虫野外実習の発表会を行いました.参加者は生命科学部2年生と3年生でしたが,各自が担当した分類群あるいは項目についてよく調べ,パワポを用いてまとめてくれました.こうした授業は,座学よりも記憶に残ると思います.もちろん座学で知識や科学的思考力を学ばないとより深く議論することができなくなってしまうのですが.下の写真はカワセミが大きなオイカワを捕らえて食べているところです.

オイカワを食べるカワセミ
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ヌマガエル

 先日,このブログでツチガエルを紹介しました(ここ).このツチガエルとよく似たカエルとして,ヌマガエルというのがいます.同じ場所で見られることもあり両種を混同していることもしばしばです.近縁種ではなく系統的にも異なるカエルなので,いつも注意したいものです.

ヌマガエル

水生昆虫実習

 今日(26日)は東京都西部で水生昆虫の野外実習を行いました.午前中に現場で採集を行い,午後に大学の実習室で同定とまとめの作業を行いました.東京ではずっと雨が降っていないので,川の水が減少して,瀬と淵の区別がやや不明瞭でしたが,水生昆虫の棲み分けの様子について観察することができました.来週に参加者に発表してもらっていろいろ議論する予定です.

水生昆虫の実習風景

2018年度修士論文発表会

 昨日と今日の2日間,朝から夕方まで,生命科学専攻の修士論文発表会が開催されました.修士(=博士前期課程)2年の学生は,これまでの研究成果をまとめてスライドを使って一人ずつ23分間の口頭発表を行います(8分ほどの質疑応答時間を含む).動物生態学研究室では,今回は一人の学生が発表しました.この発表会での内容が,修士の審査の一つの柱となります.

2018年度修士論文発表会

そろそろ杉花粉

 杉花粉の季節がやってきそうです.杉の植林地は本当に広大です.こんな急斜面にもと思うほど,徹底して植えられていることもあります.樹木の世代交代は長いので,なかなか変わらぬ風景ですが,生態学的には景観の多様性,種の多様性,遺伝的多様性を重視したいものです.下の写真は2日前に撮影したスギの雄花.

杉花粉

社寺林

 都市部では自然が消えてしまっていますが,農村・山村でも豊かな自然が必ずしも残っているわけではありません.そんな中で,その地域の自然を象徴しているのが,社寺林です.もちろん社寺林の特徴として参道に共通してスギやケヤキなどの木が植えられていることも多いのですが,木を切らないため,大きな自然の木がよく残っています.また,いわゆる里山のように,林床が開けて乾いていません.大きな木があるとムササビやフクロウなどが棲みやすくなります.問題は,社寺林は概してこじんまりとしていて,面積が狭いことです.下の写真は社寺林の参道とそこに棲むムササビの糞です.

社寺林
ムササビの糞

アカマツ

 昨日(20日)は野外調査.東海地方にはアカマツの多い森がけっこうあります.里山の尾根部ではやせたアカマツが多いのですが,谷にはけっこう立派なアカマツがあり,その樹形も特徴的でした.今年の強力な台風で倒れたと思われる木々も散見されました.
東海地方のアカマツ林

ペンギンになりきるアオサギ

 動物園でペンギンの中に紛れ込むアオサギを見つけました.野生のものがペンギンのふりをしているのか,動物園でペンギンと一緒に飼われているのかわかりませんが,見ている人はこれに気がつかないようです.

ペンギンのふりをするアオサギ

ツチガエルの発生

 オタマジャクシがどれくらいまで大きくなって子ガエルとなるか(変態サイズと言う)は,カエルの種ごとに違います.意外と小さいのがヒキガエルです.それに比べるとツチガエルの変態サイズはとても大きくなります.同じ個体でも変態サイズが環境要因によってどのように変化するのか(表現型可塑性),個体群や種ごとの変態サイズの違いにはどのような進化的背景があるのか(最適変態サイズ,最適生活史戦略),そもそもどのようなしくみで変態という体の大規模な変化が起こるのだろうか(変態の分子基盤),これまでたくさんの研究が成されています.それら過去の論文を全部読んで,全体をまとめ(これをレビューという),さらにそこに新たな考え,現象,検証を加えていくことが研究の第一歩です.しかし,実際には,研究とレビューを同時に進めても新たな発見につながることがほとんどです.自然界はまだまだ知られていないことだらけだからです.

ツチガエル幼生1
ツチガエル幼生2
ツチガエル幼生3
ツチガエル変態後すぐの幼体

ツチガエルの産卵

 ツチガエルは湿地,池沼,川などに生息する中型のカエルです.5月から9月くらいにかけて水中に産卵します.数十個の卵からなる卵塊が,水の中の枯れ枝や水草にからまっています.孵化した幼生(オタマジャクシ)はその年のうちに変態して子ガエルとして上陸するものと,冬を越して翌年に変態するものがいます.冬にオタマジャクシを見つけたら,それはツチガエルか,それとも外来種であるウシガエルかです.

ツチガエル成体
ツチガエル卵塊

謹賀新年(2019年元旦)

 年があけました.とても良い天気で新年にふさわしい感じです.京王線南大沢駅から首都大学東京の正門までは200 m余りですが,そこは大きなショッピング街となっており,新年早々から営業開始,多くの人で賑わっています.今年の干支は猪です.下の写真は,東京都西部の林内にセットしたカメラトラップに写っていたイノシシです.母親と兄弟姉妹(年長,年少)で仲良く暮らしていますね.増えすぎないこと,人里に出てこないことを願うばかりです.

イノシシ
イノシシの親子
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