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亜高山帯へ

 30日と31日は長野県の亜高山帯へ調査にでかけました.コメツガやシラビソなどの針葉樹林帯なので,夜は少し冷え込むほどです.ここにはザトウムシの1種が木の幹に張り付いていて,どうもオスとメスで体色が違うようでした(上の写真がオス,下の写真がメス).

ザトウムシの1種(オス)
ザトウムシの1種(メス)
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ツチガエルのオタマジャクシが子ガエルに

 学生が飼育中のツチガエルのオタマジャクシが,間もなく変態して子ガエルになりそうです.あれだけ長かった尾が吸収されてみるみる短くなりました.ヒキガエルなどに比べるとずいぶん大きくなって変態します.

ツチガエルの変態

フトハチモドキバエ

 数日前,首都大学東京の近くで,学生が,フトハチモドキバエの写真を撮ってきました.体長2 cmほどのこの虫は,名前の通りハエの仲間です.しかし,見かけはアシナガバチ類にそっくりで,毒針をもつ彼らに擬態しているというわけです.昆虫類を食べる鳥,トカゲ,猿などは,人と同じように,一度はアシナガバチ類に刺され痛い目に会い,それ以降は,アシナガバチ類を避けるようになるはずです.そこでは,アシナガバチ類にそっくりだと天敵に襲われにくくなりますね.
フトハチモドキバエ(背面)
フトハチモドキバエ(横)
フトハチモドキバエ(前面)

シャチホコガ類の擬態

 動物生態学研究室の学生が,7月15日に山梨県北杜市に出かけた時に,シャチホコガ類の写真を撮ってきてくれました.一つ目は,ムラサキシャチホコ です.横から見ると枯れ葉がくるっと丸まったように見えます.これが森の中に止まっていたら枯れ葉と区別がつかないはずです(つまり擬態).しかし,この蛾の翅は実際に丸まっているわけではなく,平面な翅に,色の違う鱗粉で描かれた単なる模様なのです.二つ目は,ヘリスジシャチホコ です.横から見ると,生木が裂けてできた断面に見えます(擬態).これも翅に鱗粉で描かれた模様なのです.鳥,トカゲ,猿など目で餌を探す捕食者が,餌となる生き物に与える影響というのは想像以上に強いことがわかりますね.
ムラサキシャチホコ
ヘリスジシャチホコ

暑気払い

 今日(20日)は,生命科学専攻恒例のビアパーティでした.冷たいビールを飲んで暑気払い.バーベキュースタイルで,焼き肉,焼きそばも多量にあって,話もはずみました.

ビアパーティ2018

ゴマフトビケラ属とセンブリ属

 下の写真はゴマフトビケラのオスとメスです.トビケラというのは毛翅目の昆虫です.翅の模様は同じですが,オスの方が触角が長いこと,腹部が細長いこと,やや小型であることなどで簡単に雌雄を識別できます.この仲間として日本からは本種も含め以下の2種が生息します.
  ゴマフトビケラ Semblis melaleuca (McLachlan, 1871)
  カラフトゴマフトビケラ Semblis phalaenoides Linnaeus, 1758
 属の学名は,Semblis (センブリス)となっています.実は,トビケラとはまったく別の昆虫である広翅目のセンブリ類の属名にこの Semblis がかつて使われていました(今ではセンブリ類は Sialis 属).カラフトゴマフトビケラの方は,日本からヨーロッパにかけて広く分布する種で,リンネが1758年に記載したものです.リンネが記載した雑多な昆虫標本のどれが Semblis でどれが Sialis であったのか,後の研究者が決定していったのですが,その時に混乱が生じたようです.植物にもセンブリと呼ばれる仲間があるのでさらに注意が必要です(ここも見て下さい).
ゴマフトビケラ(オス)
ゴマフトビケラ(メス)

2018年度第1回オープンラボ

 今日(15日)は,今年度最初の大学説明会です.それに合わせて,オープンラボを行っています.動物生態学研究室でも「動物の行動と生態」と題して,ポスターを掲示しています.猛暑なので扇風機が4台回っています.

2018年度オープンラボ

手品師のような蛾

 動物生態学研究室の学生が,ギンモンスズメモドキという蛾の写真を撮ってきました.この蛾はシャチホコガ科の1種ですが,前翅に真っ白な窓のような模様を持っています.窓のようですが穴が空いているわけではありません.しかし,横から止まっている蛾を見ると,これはもうどう見ても,木をくり抜いて作った造形物にしか見えません.前翅中央の褐色の縞模様と尾部先端の突起物がつながって,翅の枠と立体的に交差しているとしか思えないのです.彼らは,まるで手品師のように,本体を隠して枯れ枝に擬態しているようです(本当かどうかはわかりません).
ギンモンスズメモドキ(側面)
ギンモンスズメモドキ(背面)

薄日が射して

 8日は何とか薄日が射して,ふたたび長野のとある場所へ調査に出かけました.水辺の昆虫をたくさん見ることができました.下の写真はチュウブクロセンブリとゴマフトビケラです.

チュウブクロセンブリ
ゴマフトビケラ

長野県で野外調査

 6〜7日に長野県千曲川近くで調査を行いました.動物生態学研究室の卒業生と生命科学部1年の2名で,古い農家の土間に棲みついたネズミの観察です.その家に1泊しての調査でしたが,手作りの夕食と学生が持ってきてくれたベルギービールで楽しい調査となりました.

ベルギービール

ニホンカモシカ

 長野県で野外調査を行って来た大学院生が,ニホンカモシカの写真を撮ってきてくれました.カモシカはシカという名前が付いていますが,ウシ科の哺乳類です.もちろんニホンジカは名前の通りシカ科に属する哺乳類です.どちらも個体数が増加傾向で,目に触れる機会が多くなった気がします.

ニホンカモシカ
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Author:首都大動物生態
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