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オオカナメモチの葉

 山歩きをしていると,ムササビの食べた葉の残りが落ちていることがあります.ムササビは冬眠をしません.今の時期,落葉樹だらけの山の中で,常緑樹の葉を見つけて食べたり,まだ硬い小さな新芽やつぼみを食べて暮らしているようです.下の写真は林床に落ちてたオオカナメモチの葉ですが,ムササビは矢印のところで葉を折って横にかじっていったのだと思われます.確かに途中まで歯形が左右対称になっていますね.
オオカナメモチの葉
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イソギンチャクの白化

 サンゴの白化はニュースなどでよく取り上げられるので多くの人が知っていると思います.しかし,イソギンチャクの白化を知っている人はそう多くないでしょう.イソギンチャクと言っても多くの種がありますが,体中に褐虫藻が共生している種がいます.そうした種では,夏の海水温が高くなりすぎると褐虫藻が死んでしまいます.そうなると本来の白い触手の色が映えて,白化して見えるというわけです.サンゴと違い,イソギンチャクはすぐには死なないので,その後,褐虫藻の再導入が起こると回復するそうです.下の写真は,カクレクマノミが住み込んでいる センジュイソギンチャク で,向かって右側の個体が白化しています(沖縄の便りから).

センジュイソギンチャクとカクレクマノミ

サンゴの白化

 沖縄からの便りの中に,白化したサンゴの写真がありました.沖縄では,夏の海水温が例年以上に上昇すると,サンゴに共生している褐虫藻が死滅し,それとともにサンゴ自体も死んで,白いサンゴの骨組みだけが残るというのがこの現象です.白化した骨組みにサンゴも褐虫藻も回復しないため,サンゴはまた一から成長していかなければなりません.

白化したサンゴ

2016年度修士論文発表会

 昨日から今日にかけて修士論文発表会が行われ,動物生態学研究室の修士課程(博士前期課程)2年の3名の発表も無事終わりました.後は修士論文を完成させて大学の事務に提出しなくてはなりません.3名とも,材料も手法もまったく違っていて,聞く方も飽きることがなくてよかったのではないかと思います.
修論発表会2017年1月

修士論文と博士論文の季節

 どこの大学でも同じように,この時期になると修士論文と博士論文の提出で慌ただしくなります.今年度は,動物生態学研究室では,博士前期課程(修士課程)2年生が3名おり,修士論文の審査に向けてラストスパートです.ムササビ,カエル,シリアゲムシと研究材料も手法も全く異なるので,教員側も頭の切り替えが大変です.今年度は博士後期課程を修了する学生がいないので,少し余裕があるかと思っていたのですが,都心にある大学から博士論文の外部審査委員を頼まれ,16日にはその審査会に出席しました.下の写真は修士論文に掲載するもので,春に出現するキアシシリアゲという種です.

キアシシリアゲ

新年会 (2017)

 動物生態学研究室では,毎週火曜日の夕方に研究室セミナーを行っています.今年は10日(火)に最初のセミナーがあったので,その後研究室で新年会となりました.ちょっと遅めの新年会でしたが,いろいろな話で盛り上がりました.
新年会2017

メスの翅の退化

 昨年に online first で掲載されていたミノガ類のメスの翅の退化パターンに関する論文が今年になってすぐ出版され,巻とページが付きました(Niitsu, S., Sugawara, H., & Hayashi, F. 2017. Evolution of female‐specific wingless forms in bagworm moths. Evolution & Development, 19: 9-16.).昆虫類のメスの翅の退化についてはこれまで以下のような研究を行いました.分子系統樹上での翅の退化パターンを知るだけでなく,退化の進化的(適応的)背景についても興味を持っています.

1.ホタルトビケラ類(毛翅目)(このブログ
2.ホタル類(甲虫目)(このブログ
3.ミノガ類(鱗翅目)(これこれ

ムササビとヤブツバキ

 今日は,午前中に,学部3年生向けの講義である「生物学特別講義(動物生態学)」を変則的に野外で行いました.森の中でのムササビの食痕探しです.中央に穴をあけて食べた常緑樹の葉の他,ヤブツバキの花のつぼみも食べていました.枝先についたつぼみの子房付近を好んで食べるようです.
ヤブツバキのつぼみの食痕

凧揚げ(2017年)

 今日は,動物生態学研究室 毎年恒例の凧揚げ大会の日です.卒業生が集まって,大学横の公園で凧揚げを楽しみました.風がないので走り回り,寒さも吹っ飛んだようです.
凧揚げ2017年

 新年となりました.今年は酉年です.自宅の庭にはシジュウカラやヤマガラがよく来ます.酉年ということで元旦そうそう庭の木に来た鳥の写真を載せておきます.今年はどんな発見ができるか,気になることをうまく証明できるか,見つけたことを論文として出版できるか,いつものことながらとても楽しみです.
シジュウカラ
ヤマガラ
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