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日本哺乳類学会2016年度大会

 23日から26日にかけて,筑波大学で,日本哺乳類学会2016年度大会が開催されました.動物生態学研究室の大学院生がこれに参加し,ポスター発表を行いました.ポスター賞(優秀ポスター賞)を受賞したそうです.

日本哺乳類学会
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空中トラップ(9月分)

 昨日25日は,本当に久しぶりの晴れでした.ずっと雨がちな天気で,野外調査も遅れに遅れていましたが,空中トラップを設置し,今日(24時間後に)回収しました.回収したトラップを並べてみるとちゃんと採れていました.何が採れているのかは論文として出版されたら紹介します.

トラップ設置

海ぶどう

 沖縄(那覇)からのおみやげとして海ぶどうをもらいました.海藻の1種ですが,ぶどうの房のように見えるので「海ぶどう」と呼ばれているそうです.一個一個の粒は直径 1 mm にも満たない小さいものですが,確かにプチプチとした食感を楽しむことができます.ちょっと調べてみると,何と養殖して出荷しているということです.
海ぶどう

石垣島・西表島野外調査(4)

 石垣島と西表島で見られたカエル類として,ヤエヤマハラブチガエルとオオハナサキガエルを紹介します.ヤエヤマハラブチガエルは石垣島,西表島,台湾に生息する南方系のカエルです.オオハナサキガエルは石垣島と西表島の固有種です.奄美・徳之島にはアマミハナサキガエルが,沖縄島にはハナサキガエルが,石垣島と西表島にはこの種とともにコガタハナサキガエルが分布しています.

ヤエヤマハラブチガエル
オオハナサキガエル

石垣島・西表島野外調査(3)

 石垣島と西表島で見られたカエル類として,アイフィンガーガエルの幼体とリュウキュウカジカガエルのペアーです.アイフィンガーガエルはオタマジャクシからカエルに変態してしばらくは写真のように前肢と後肢の基部が白くなっています.リュウキュウカジカガエルは写真に撮ってみて,意外にも色合いがきれいだと気付きます.

アイフィンガーガエル幼体
リュウキュウカジカガエルのペアー

石垣島・西表島野外調査(2)

 先島諸島の石垣島と西表島で見つけたサキシマキノボリトカゲとサキシマカナヘビです.前者は奄美諸島から先島諸島に分布するキノボリトカゲの先島諸島産の亜種としての呼び名で,後者は先島諸島の固有種としての呼び名です.どちらも枯れ葉や緑の葉の中にうまく溶け込んでいますね.

サキシマキノボリトカゲ
サキシマカナヘビ

石垣島・西表島野外調査(1)

 大学院生らが,この10日から14日にかけて石垣島と西表島に野外調査に出かけていました.その時の写真からまずコブナナフシを紹介します.ナナフシは一般的に細長い体型をしていて,植物の茎にそっくりなのですが,九州南部から琉球列島に分布するコブナナフシのメス(下の写真)はややずんぐりむっくりな体形をしています.植物に擬態していることには変わりないと思うのですが,どちらかというと苔むした森の雰囲気をかもしだしていますね.

コブナナフシ(メス)

ニホンヤモリ(日本家守)

 昨夜,家の中にヤモリが迷い込んできました.ニホンヤモリです.このヤモリは外来種の可能性が高いと言われています(中国大陸あるいは韓国から侵入?).古い時代から(明治より前から)日本に棲みついていれば,それが外来種なのか,在来種なのか判断が難しい場合があります.哺乳類であるハクビシンや爬虫類のクサガメも古くから日本にいますが,これらはDNAの塩基配列に基づく系統解析から,外来種であると結論付けられています.日本に固有の塩基配列型が認められず,台湾や中国大陸の個体と同じ配列型となっているからです.しかし,ニホンヤモリのDNA解析の論文はちょっと調べた限りでは見つからず,確証が得られませんでした.
ニホンヤモリ

個体識別

 動物の生態を調べるとき,個体識別をすることによって多くの有用な情報が得られます.個体識別にはいろいろな方法があります.動物生態学研究室の学生が,今,モツゴの個体群動態の調査を行っているのですが,魚のうろこの内側から0.3 ml 用の小型の注射器を用いて皮下に赤い色素(生物に無害)を入れる方法を使っています.体の2〜3カ所に少量の色素を入れることによって個体番号を付けて行きます.数ヶ月後に再捕獲されたとき,この色素の位置により個体識別が可能です.こうした作業をていねいに行うと,その後に得られるデータの解析がとても楽しくなりますね.

モツゴ

タカチホヘビ

 下の写真はタカチホヘビです.学生が東京都西部で6月中旬に撮影したものです.タカチホヘビはてっきり宮崎県の高千穂という地名に由来すると思っていたのですが,これは勘違いでした.高千穂という人名(昆虫の研究者)に由来するとのことです.そうかと思うと,学名はtakachihoiではなく,ずいぶん前に外国人によって日本から採集されて新種記載されていたこのヘビを,高千穂氏が再発見したので彼の名を付してタカチホヘビと呼んだとのことです.ミミズを主に食べる夜行性のヘビです.

タカチホヘビ

タゴガエルの卵塊

 今年の春(4月中旬)に東京都西部で研究室の学生が見つけたタゴガエルの成体と卵塊です.タゴガエルは水がしみ出すような岩場(がれ場)で繁殖します.地面からタゴガエルのオスの声が聞こえることがありますが,そうした場所には奥に水の流れがあり,そこでペアーとなって卵が産みつけられます.オタマジャクシにはおもしろい習性がありますが,それについてはまた別の機会に紹介しましょう.

タゴガエル
タゴガエル卵塊

アミメクサカゲロウ

 今日,部屋の中を何かがひらひらと翔んでいたので採ってみると,アミメクサカゲロウの成虫でした.そんなに小さな昆虫ではないのですが,翅が透けていて,透明人間ならず,透明昆虫という感じです.触角も長く,翅の長さを超えます.成虫越冬をするので,冬に見かけることもあります.
アミメクサカゲロウ成虫
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