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夜行性の哺乳類

 自動撮影カメラに写っていた動物の映像を見せてもらっています.ある程度の大きさの山林が人里近くに残っていれば,そこには意外と多くの野生動物が生息していることがわかります.昼間に出会うことはないので気がつかないのですが,彼らは夜な夜な動き回っています.下の写真はその一部のスナップショットですが,何が写っているかわかりますか.まるで心霊写真のようなものもありますね.
シカ
タヌキ
ノウサギ
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雪の中での野外調査

 29日には,栃木県の山中へ調査に行ってきました.ここのところの天候不順と冷え込みで,調査地はすっかり雪化粧でした.渓流は絶えず水が流れているため,水が完全に凍ってしまうことはありません.陸上では氷点下になっても,そこではいつも0℃以上です.そのため,渓流で暮らす生き物はとくに冬眠などすることもなく,低温下でもそれなりに活動しています.凍てつくような寒さでしたが,ハコネサンショウウオの幼生は緩慢ながらも元気に動いていました.
調査地
冬のハコネサンショウウオ幼生

透明なオタマジャクシ

 南西諸島に生息するヒメアマガエルのオタマジャクシは体が透けて見えます.普通のカエルのオタマジャクシは黒や灰色で,水底で暮らしていますが,ヒメアマガエルのオタマジャクシは,まるでメダカのように水中に浮遊して暮らしています.尾をくねらせてじたばた泳ぐことはありません.体が透けているので,目,神経系,消化管がよく見えます.何とも愛嬌のあるオタマジャクシですね.
ヒメアマガエルのオタマジャクシ

D論発表会

 昨日と今日は生命科学専攻の博士論文発表会が開催されました.動物生態学研究室の博士後期課程3年の学生も発表を行いました.博士前期課程と博士後期課程を合わせて5年間の成果発表です.動物生態学研究室では各自がそれぞれ独自のテーマを決めて研究を行っています.今回の発表もかなりユニークな研究内容でした.続いて博士論文(英語で100ページほどの論文)を来年2月くらいまでに完成させなければなりません.完成後にもう一度審査があります.

D論発表会

今年のソウル市立大学との国際交流

 今年も,例年通り,韓国のソウル市立大学から生物学を学ぶ学生たちが首都大学東京の生命科学専攻に来ました.今年は,大学院生だけでなく,学部の学生(4年生)も混ざっています.動物生態学研究室でも大学院生を1名受け入れ,研究室の研究紹介や,日本の自然についての見学会を行いました.19日には上野にある国立科学博物館を訪れ,みんなで楽しく過ごしたようです.英会話を経験することも一つの勉強です.

科博

秋も入試のシーズン

 あれやこれやで忙しい日々です.大学受験といえば1月から3月だと思っている人が多いかも知れませんが,実は今の時期(秋)も大学の入試シーズンなのです.大学では,いろいろな入試制度を用意し,多様な学生を募集しています.首都大学東京 理工学系 生命科学コースでも下の表にあるような入試制度が用意されています.実施時期を見てみると意外と秋に多いことがわかりますね.来年度大学受験の方はぜひ挑戦してみて下さい(年々変更されているので,必ず募集要項を入手して確認して下さい).
多様な入試制度

バイオコンファレンス2015

 今日,毎年恒例の「バイオコンファレンス」が開催されました.これは首都大学東京 生命科学専攻が中心となって,生命科学に関する研究を行っている東京都の研究機関や首都大学東京の他の研究室の協力を得て,大勢で研究発表を行うという催しです.いろいろな研究室や研究機関との交流の場となっています.とくに生命科学コースの学部生,生命科学専攻の大学院生には多くの情報を得る良い機会になっていると思います.

バイオコンファレンス2015

大学祭期間中のオープンラボ

 首都大学東京南大沢キャンパスの大学祭は11月1日から3日までです.今日はその最終日で,オープンラボも開催されました.動物生態学研究室でも「動物の行動学」と題して,研究室で行っている研究紹介を,飼育中の動物やサンプルともに展示しました.秋晴れの好天のもとたくさんの人が来てくれました.学生も一生懸命説明をしていました.
オープンラボ2016年11月3日

自動撮影カメラ

 生態学の研究では,自動撮影カメラを用いて野生動物の行動や分布の調査を行うことがあります.鳥の巣箱にカメラを設置して,入口の止まり木を踏むとシャッターが押されるようにセットします.その結果,虫をくわえた親鳥が入口に置いてある時計と一緒に写るので,雛を育てている間に,どれくらいの頻度でどのような餌が運び込まれるのかがわかるというわけです.今では古典となってしまったこの研究ですが,自動撮影カメラはその後格段の進歩を遂げ,哺乳類や鳥が通ると自動的に撮影されるようになりました.まだフィルムカメラを使っていたときは,現像しなければうまく撮影できたかどうかわからなかったのですが,デジタルカメラになってからはその場で確認できるようになり,また,ビデオ撮影も行えます.下の写真は,哺乳類などがカメラの前を通るとそれに感知して10秒間のビデオ撮影を行える機種からのスナップショットです.早朝や夕方に撮影されたものを選んであります(夜間撮影では色は写りにくい).とある人里にもかかわらず,こんなものが暮らしているのですね(上から順に,ニホンザルの毛繕い,キツネ,イノシシの子).

ニホンザルのグルーミング
キツネ
イノシシの子

ブログ4年目に

 今日から11月です.研究室のこのブログが4年目に入りました.丸3年分の記事が掲載されたことになります.最初の記事は「多摩のけものたち」という展示の紹介で,多摩で見られる哺乳類の頭骨や剥製の写真を添えたものでした(ここ).そこで,4年目も哺乳類の頭骨の話から始めたいと思います.下の写真は向かって左から順に,エゾシマリス,ニホンリス,ムササビの頭骨と下顎を並べたものです.いずれもリス科の齧歯類なのでよく似ていますが,エゾシマリスの頭骨はやや細長く,ムササビはやや丸くなっています.この違いは体サイズによるアロメトリー(相対成長)として理解できるものなのか,あるいは食性や行動と関連しているのかはよくわかりません.今後,モモンガの頭骨も並べて比べてみたいものです(ロードキル個体はとても貴重です).

リス科の頭骨標本
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首都大動物生態

Author:首都大動物生態
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