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中国のメタセコイアとセンブリ属の新種

 共同研究として,中国から見つかったセンブリ属(広翅目の昆虫)の新種の記載論文が Zootaxa 誌に掲載されました(ここ).これは,カリフォルニア科学アカデミーに保管されているグレシット博士採集の昆虫コレクションの中から見つかりました.1948年7月下旬から8月上旬にかけて彼によって中国湖北省で採集されたものです.1945年,現在の中国湖北省で,生きた化石としてよく知られているメタセコイアという樹木が発見されました.そこで,1948年夏に,同地に学術探検隊が派遣されました.その時にこのセンブリが採集されたというわけです.生きた化石であるメタセコイアが生育する山から得られたこのセンブリ属の新種も,形態的にとても古い形質を保持していました.そこで,Sialis primitivus と命名しました.今でも生き残っていてくれることを願うばかりです.ちなみに,1949年にメタセコイアは日本にも譲渡され,各地に植えられていきました.首都大学東京南大沢キャンパスにも8号館の中庭に2本のメタセコイアの巨木があります(下の写真).旧校舎(東横線都立大学駅のそばにあった)から南大沢に移転するときにわざわざ持って来たものです.

メタセコイア
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