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シロスジカミキリ

 日本では,夏になると,カブトムシ,クワガタムシ,セミ,オニヤンマなどの大型昆虫に比較的簡単に出会う事ができます.カミキリムシも身近な昆虫の一つですが,中でも,シロスジカミキリの重量感はカブトムシ以上かもしれません.とくにメスの大きさには驚かされます.オスはメスよりも小柄ですが,触角はメスより長くなっています.写真のオスは頭の先端から鞘翅の末端までが54mm,メスののそれは61mmもありました.

シロスジカミキリ
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分断色

 沖縄から海水魚の写真が届きました.先日,季節外れの巨大台風が近くを通過しましたが,海の中ではほとんど影響がなかったようです.まずはアケボノチョウチョウウオ.水色,黄色,黒の模様がきれいですね.しかし,これが実は分断色という天敵から身を護るための擬態と考えられているのです.体を目立つ色でぬり分けて,全体像をわかりにくくするという防衛方法です.確かに,どこが目で,どこが尾か,わかりにくくなっていますね.次はアカククリ(この写真はずいぶん前に送ってもらったもの).体型もかわっていますが,黒と白で体が縦にぬり分けられていて,やはり,どこが目で,どこが尾か迷います.最後はセダカギンポ.網目状にぬり分けることによって,体の輪郭を見事に消し去っています.ただ,セダカギンポでは,周りのサンゴの模様とよく似ていることもあり,分断色というよりは,カムフラージュ型の防衛の可能性もあります.
アケボノチョウチョウウオ
アカククリ
セダカギンポ

英語だけで卒業できる首都大学東京の生命科学コース

 首都大学東京の生命科学コースでは,来年度(2015年度)4月より,これまでのコースの他に,卒業に必要な単位をすべて英語で行われる授業(講義,演習,実習,卒業研究)だけで履修するコースが開設されます.もちろん英語の授業と日本語の授業を組み合わせることも可能です.この生命科学コースの英語課程の案内については,英語版と日本語版のパンフレットを配布中です.生命科学コースのホームページにその案内が日本語と英語の両方で掲載されていて,ダウンロードできます(ここ).外国人,日本人にかかわらず,生物学を英語で学びたいと思っている高校生には,非常に魅力的なコースだと思いますがいかがでしょうか.

英語課程新設

オープンユニバーシティ

 首都大学東京では,社会に開かれたもう一つの大学として,オープンユニバーシティ講座を開設しています(略して,首都大OU講座).首都大学東京の教員だけでなく,様々な分野の多くの専門家による講座が提供されています.受講料が必要な講座がほとんどなのですが,どなたでも受講することができ,生涯教育の拠点としても機能することをめざしています.開設されている講座や受講方法についてのパンフレットは,春,夏,秋,冬の4シーズンに分けて,インターネット上で見る(入手する)ことができます(首都大学東京オープンユニバーシティで検索して下さい).先日(7月17日),「高校生物教員のための高校生物新課程解説〜生態系と多様性,進化」という全4コマシリーズのうちの1コマを担当して,動物の生態に関する話をしてきました.高校の授業で紹介してほしい擬態の実例をたくさん取り上げました.興味をもっていただけたでしょうか.

首都大OU講座

大学説明会とオープンラボ

 今日(7月20日)は,首都大学東京の第1回大学説明会の日です.大学受験をひかえた高校生がたくさん参加しています.これに合わせて,研究室の紹介をかねたオープンラボも行われています.動物生態学研究室でも,飛び入りで,東京で身近に見られるカエル類などを知ってもらおうと,飼育中のカエル類の展示などを行っています.

オープンラボ

ビアパーティー

 昨日は,生命科学専攻の恒例行事である「ビアパーティー」が開催されました.夕方から生命科学専攻の大学院生,教職員,生命科学コースの学部学生らが,圃場の片隅に集まってきて,生ビールを片手に,焼き肉を食べながら,わいわいがやがやにぎやかな夜を過ごしました.すべて手作りです.準備をしていただいた大学院生,教職員の方々に心から感謝!

ビアパーティ

小笠原諸島の調査(5)

 小笠原諸島は外洋の島なので,低移動性の生物がたまたまたどり着くと,その集団は,その後長い年月の間に独自の遺伝的変化を起こします.こうして小笠原諸島固有の生物種(あるいは亜種)が見られるようになるわけです.小笠原諸島固有の鳥類として,いくつか絶滅してしまったものがあるのですが,メグロ(写真上),アカガシラカラスバト(写真下:植物系統分類学研究室加藤英寿氏撮影)などは今でも生息しています.よく滅びずに残ってくれたものです.

メグロ
アカガシラカラスバト

小笠原諸島の調査(4)

 父島列島のさらに南に,母島列島があります.父島列島では,男家族の呼称がよく島名として使われているのに対し,母島列島には,女家族の呼称を使った,母島(ははじま),姉島(あねじま),妹島(いもうとじま),姪島(めいじま)などがあります.父島と母島には人が住んでいますが,それ以外の島は今では無人島です.外洋のこれらの島では,クジラやイルカの仲間,アオウミガメ,いろいろな魚が見られます.トビエイの1種の群れの写真も見せてもらいました.これだけの数のエイが泳いでいると,なかなか壮観ですね.
父島(ちちじま)
父島
母島(ははじま)
母島
トビエイの1種の群泳(植物系統分類学研究室の加藤英寿氏撮影)
トビエイの群れ

小笠原諸島の調査(3)

 聟島列島(むこじまれっとう)の南に父島列島があります.父島列島は男家族をあらわすように,北から弟島(おとうとじま),兄島(あにじま),父島(ちちじま)の順に連なっています.父島は大きく(面積23.8平方キロメートル,標高326m),人が居住しています.連休や夏休みには多くの観光客でにぎわいます.弟島(5.2平方キロメートル,標高235m)と兄島(7.9平方キロメートル,標高254m)は無人島です.

弟島(おとうとじま)
弟島a
弟島b

兄島(あにじま)
兄島a
兄島b

小笠原諸島の調査(2)

 聟島列島(むこじまれっとう)には,前回紹介した聟島(むこじま)の他にもいくつか島があります(現在はすべて無人島).嫁島(よめじま)はやや南側に位置します.面積は0.8平方キロメートル, 標高は67mの小さい島です.おもしろいことに,聟島と嫁島の間に位置する島は媒島(なこうどじま)と命名されています.「むこ」と「よめ」の間に「なこうど」という配置になっています.媒島は,面積1.4平方キロメートル,標高155mです.

嫁島(よめじま)
嫁島1
嫁島2

媒島(なこうどじま)
媒島1
媒島2

小笠原諸島の調査(1)

 首都大学東京は,世界自然遺産に選定された小笠原諸島の研究を行うために,父島に,附属研究施設をもっています.6月下旬から7月上旬にかけての野外調査では,動物生態学研究室の学生も参加していました.小笠原諸島の島の名前には,家族や親族を示す言葉がよく使われています.下の写真は,小笠原諸島のもっとも北に位置する聟島列島(むこじまれっとう)の聟島(むこじま)です.この島は別名ケーター島とも呼ばれます.面積2.6平方キロメートル,標高88メートルの無人島です.

聟島a
聟島b

もう少し

 台風が通過した後,暑い日が2日続きました.ミニトマトが赤く色づいてきました.もう少しで収穫できそうです.黄色い花が咲いて,小さい実ができて,それがだんだん大きくなって,緑色から赤色に変化して,最後には甘味を増して,...明日からは,まだ梅雨あけしていないので,また曇天が続きそうですが,もう少しで夏も本番.夏バテしなように気をつけましょう.

トマト1
トマト2
トマト3

ミズクラゲ

 広島県の港で撮影したというクラゲの写真をみせてもらいました.おそらくミズクラゲだと思います.漁港にこのように多数のミズクラゲが打ち寄せられ,漂っていることがあります.また,火力発電所や原子力発電所には,海水による冷却装置がありますが,その取水口にミズクラゲが溜まって,取水効率が下がってしまうことがあります.ミズクラゲには,無性生殖で増殖する固着性のポリープの時期があり,ポリープのコロニーが形成されます.取水口に集まってしまうミズクラゲの集団が,どこのポリープコロニーに由来するのかがわかると,それをあらかじめ除去することによって効率よく被害を抑えることができるかも知れません.そうした目的で,ミズクラゲのDNA解析の研究にたずさわったことがあります(Matsumura K, Kamiya K, Yamashita K, Hayashi F, Watanabe I, Murao Y, Miyasaka H, Kamimura N, Nogami M. 2005. Genetic polymorphism of the adult medusae invading an electric power station and wild polyps of Aurelia aurita in Wakasa Bay, Japan. Journal of the Marine Biological Association of the United Kingdom, 85: 563-568.).
ミズクラゲ

ニホンヒキガエル

 6月下旬に四国に調査に出かけていた大学院生に,四万十川の写真を見せてもらいました.四万十川は大きな川ですが,上流から下流(海に注ぐ部分)まで水のきれいな川として有名ですね.その源流部で見つけたというニホンヒキガエルの写真がありました.ニホンヒキガエルは,亜種としてニホンヒキガエル(原名亜種)とアズマヒキガエルに分けられています.首都大学東京の南大沢キャンパスに生息するのはアズマヒキガエルという亜種ですが(これ),四万十川源流部のものはニホンヒキガエルという亜種とされています.写真のものは,やや赤みの強い個体です.

四万十川源流部
ニホンヒキガエル

スズメダイ

 つい先日梅雨あけした沖縄より,海水魚の写真が届きました.スズメダイの仲間の写真です.上がナガサキスズメダイの,下がメガネスズメダイの幼魚(あるいは若魚)の写真です.どちらも奇麗な色の魚ですね.スズメダイの仲間は,小さいとき(幼魚)の色彩と,大きくなってから(成魚)の色彩がまったく違うことで有名です.

ナガサキスズメダイ
メガネスズメダイ
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Author:首都大動物生態
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