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アメリカの進化学会大会4

 アメリカのノースカロライナ州へ出かけていた大学院生の写真には,サンショウウオ類の写真もありました.北アメリカでは,西部に急峻なロッキー山脈が,東部にはなだらかなアパラチア山脈がいずれも南北に走っています.アパラチア山脈には多くのサンショウウオ類が生息することで有名です.アパラチア山脈はノースカロライナ州にもかかり,訪れた緑地では,短時間の散策にもかかわらず,2種のサンショウウオがいたということです(写真上: Eurycea cirrigera.下: Eurycea guttolineata).

サンショウウオ1
サンショウウオ2
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アメリカの進化学会大会3

 アメリカのノースカロライナ州の緑地で撮影された動物の続きとして,今度はカエル類の写真を紹介しましょう(上から順に.Lithobates clamitans melanotus,Lithobates sphenocephalus,Acris crepitans,Anaxyrus americanus).中米や南米に行くと色鮮やかなカエル類がたくさんいますが,北米では日本でもなじみのあるタイプのカエル類が普通にいます.最後のものはヒキガエルの仲間です.アメリカヒキガエルと呼ばれ,その生態や行動の論文が多く出版されている有名なカエルです.日本のヒキガエルよりひとまわり小さい種です.
アメリカのカエル1
アメリカのカエル2
アメリカのカエル3
アメリカヒキガエル

アメリカの進化学会大会2

 アメリカの進化学会の年次大会に参加していた研究室の大学院生2名が帰ってきました.ポスター発表では,英語での議論を何とかこなして来たようです.1日だけですが,ノースカロライナの州立公園になっている緑地にでかけ,いろいろな動物を探し出し,写真を撮ってきてくれました.まずは大きなコメツキムシ(Alaus oculatus)です.前胸にある一対の黒丸は目ではなく,単なる模様です.次にホタルの仲間.北アメリカには陸生のホタル類が比較的多く生息します.最後はマメコガネ.これは日本から北アメリカに侵入してしまった外来の害虫として有名ですね.

コメツキ
ホタル
マメコガネ

アメリカの進化学会大会

 今,アメリカのノースカロライナ州にあるローリー(Raleigh)という町で,アメリカの進化学会の年次大会(Evolution 2014, the joint annual meeting of the Society for the Study of Evolution (SSE), the Society of Systematic Biologists (SSB), and the American Society of Naturalists (ASN))が開催されています.動物生態学研究室の大学院生2名がこれに参加しています.そのポスター発表会場の様子が送られてきました.会場では,夜遅くまで,軽食付きで議論が白熱しているようです.

アメリカ進化学会

中国広西壮族自治区のお茶

 今日は,「毎日小学生新聞」の日曜版に掲載予定の動物の記事の内容に関して,記者といろいろ話をしました.この時に,先日の中国旅行の際に,中国南部のベトナム国境付近の森林公園の露店で売られていた茶の葉を,おみやげにといただいたのを思い出し,それを飲んでみました.このお茶は,シュンシュンと沸いた熱いお湯でいれるのがこつだと聞きました.中国南部の独特な茶葉で,ほのかに甘味を感じるお茶です.森林公園の露店で売られていたもので,ビニール袋にそのまま詰められただけのシンプルなものです.しばらくは,研究室でこのお茶を楽しむことができそうです.
中国茶2
中国茶1

新八王子市史:自然編

 八王子市市史編集委員会が「新八王子市史:自然編」という本を出版したということで,一冊謹呈していただきました(協力者として).この本の執筆には,動物生態学研究室のメンバーも少し加わっています.大判でかつ646ページもある大作です.第1章:八王子の自然.第2章:八王子の地史・気候と植生.第3章:八王子の生物相.第4章:八王子の自然とともに.その他:13のコラム.という構成になっており,大部分が第3章にあてられています.全体を通して,種の一覧など無味乾燥なものはなく,読み物になっています(各生物相の特徴から始まって,希少種や興味深い種の解説など).すべてカラー印刷で,写真も鮮明です.引用文献,索引も付いています.文字通り,八王子の自然を知る上でとても有益な一冊です.

新八王子市史自然編

梅雨の沖縄から

 沖縄では,例年になくぐずついた天気が続いているようです.沖縄から最近届いた海中写真を紹介しましょう.一つ目は,ニセアカホシカクレエビです.透明なボディにつぶつぶの模様,いくら小さいからと言えども,こうして写真で拡大してみるとそのカムフラージュの見事さに脱帽です.2つ目は,アマミスズメという海水魚です.何とも幻想的なブルーですね.

ニセアカホシカクレエビ
アマミスズメ

中国調査7

 10日の朝,南宁のホテルから町並みを見渡すと,たくさんの高層ビルが建設中であることがわかりました.南宁は,中国で10本の指に入るくらいに大きな都市らしく,都市開発が計画的に進められている最中のようです.空路北京へ向かい宿泊.北京では再び本場中華料理をごちそうになりました.11日の朝,北京から成田へ.あっという間の8日間でしたが,貴重な生態調査を行うことができました.

南宁

中国調査6

 9日の午前中,森林公園のすぐ裏を流れる川で調査を行いました.このあたりで昆虫調査を行うには,4月から5月初旬くらいが最も良い季節のように感じました.それでも色とりどりの蝶などが舞っていて,目を楽しませてくれます(調査許可証は得ていますが,研究対象ではないのであくまで目で見て楽しむだけです).昼食後,南宁の町へ移動しました.

森林公園の川
森林公園の蝶1
森林公園の蝶2

中国調査5

 8日早朝,日曜朝市のたつ町で朝食の麺を食べて,森林公園へと川沿いに調査をしながら車を走らせました.低地の比較的大きな川が良い状態で残っています.しかし,雨の多いこの地域なので,よく洪水を起こすのでしょうか,水生昆虫などは多くありません.直径1mを超えそうな大きな石でさえ丸みを帯びています.繰り返される洪水で,こんな大きな石でさえ川底を転がり,角がとれて丸くなったのだと想像されます.日本でいうと,屋久島の川に様子が似ています.夕方,公園の宿泊施設に到着しました.まさかヨーロッパ風の洒落た建てものが並んでいるとは思いもしませんでした.

中国朝市
森林公園

中国調査4

 7日朝,わずかの時間でしたが,再度川沿いの調査を行った後,車で次の調査地まで高速道路を使って一気に南下しました.中国の高速道路網の建設には目をみはるものがあり,本当に延々と広いまっすぐな道路が続きます.午後3時頃,ベトナムとの国境に近い山裾の自然保護区に到着.低地にもかかわらず山と川が良い状態で残っています.そこの川沿いに調査をした後,夕食後,ライトトラップを行いました.川沿いでのライトトラップでしたが,季節的に遅かったのか,カゲロウ,カワゲラ,トビケラの仲間はまったくと言っていいほど飛来しませんでした.蛾が多いのですが,体長3cm程度のEulichas属の甲虫を見ることができました.この仲間は,幼虫が渓流の瀬にすんでいます(このブログ参照).成虫の背中の輪紋が印象的で,おもわず写真を撮ってしまいました.

川1
中国甲虫

中国調査3

 6日,朝はどんよりと曇っていましたが,次第に薄日がさすようになりました.これは昆虫の調査には絶好の状況です.これまで雨で動けなかった虫たちが一斉に活動するはずです.トンボたちも川辺に集まって来て,多くの知見が得られました.夜はまた同じ場所でライトトラップを行います.集まってくる蛾はよく見ると,この世のものとは思えないくらい不思議な色と模様をしています.見たこともない中国の蛾なので,その思いはいっそうです.

ライトトラップ2

中国調査2

 5日,北京のホテルを早朝に出て,空路,中国南東部の都市である南宁へ向かいました.南宁からは,車でその北部に位置する山をめざしてひた走ります.夕方に,山裾にある一軒家(中国風プチホテル)に到着しました.ここは桂林にも近く,このあたりからベトナム東北部にかけては広大な石灰岩地帯となっています.長年にわたって山が川に浸食されて,ちょっと独特の(水墨画によくあるような)風景です.残念ながらどんよりと曇っていて,今,雨があがったばかりといった感じです.夕食まで休憩して,夕食後にライトトラップを設置しました.いろいろな蛾がたくさん誘引されて来ます.少しですが目的の昆虫も集まって来ました.

南宁北部
ライトトラップ

中国調査1

 6月4日から11日までの8日間,中国の共同研究者と中国南部での野外調査を行って来ました.4日,成田から飛行機で思いのほか早く北京に到着.共同研究の打ち合わせの後,夕食は,北京ダックなど本場中華料理をごちそうになりました(写真はそのごく一部).中国の学生たちは,男性も女性も,鳥の脚を丸ごと甘辛く味付けした料理が大好きとのこと.日本では,それが好きな学生はほとんどいないと思うと言うと,大笑いでした.

中華料理1
中華料理2
中華料理3

コブイモリ類

 ベトナム北部で調査を行っていた学生が,無事調査を終えて帰って来ました.写真に,ベトナムコブイモリが写っていました.イモリというのは井守と書くように,水生の有尾類の仲間です.日本には,本州から九州にかけてアカハライモリ(いわゆるイモリ)が,奄美から沖縄にかけてシリケンイモリとイボイモリが生息します.写真のベトナムコブイモリは,北ベトナムの山中の源流部でたまたま見つけたものだそうです(もちろん,写真撮影後は元の場所にそっと逃がす).それにしても腹部の編み目模様がユニークですね.

コブイモリ背
コブイモリ腹
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Author:都立大動物生態
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