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八重山

 日本の南にある沖縄県,その中でもさらに南に位置する八重山群島(八重山諸島,八重山列島とも呼ばれる)に,動物生態学研究室の学生2名が出かけています.八重山群島は,石垣島,西表島,与那国島,竹富島,黒島,波照間島など,台湾のそばに位置する島々の総称です.日本は南北に長いため,いろいろな動物の行動や生態を,北海道から八重山群島にかけて比較することができます.八重山群島は亜熱帯に近い気候で,南方系の生き物が多く見られます.もちろん,白い砂浜,白漆喰の民家,水牛など独特の風情のある場所です.
石垣島
竹富島
水牛
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リュウキュウハタンポ

 沖縄から,海中の奇麗な写真が届きました.海の中の洞窟から上を見上げて撮ったリュウキュウハタンポの群れです.陸上からでは想像できない幻想的な風景ですね.
海中洞窟

ギンユゴイ

世界のラクダムシ目とその研究者

 3月22日付けで,世界のラクダムシ目の種のリストと命名者の履歴に関する総説が,この分野の第一人者であるアスポック夫妻によって出版されました(Entomologica Austriaca 21: 9-152, 2004).ドイツ語で書かれたこの140ページを超える総説では,もちろん日本産の3種とその命名者の履歴も含まれています(このブログを参照).ラクダムシ目の研究の歴史を知る上でも重要な論文となるでしょう.アスポック夫妻とは,2011年6月に中国の我眉山で一緒に昆虫の調査を行ったことがあります.いつも網を振っては中を覗き込んで(スイーピング法),ラクダムシ類など脈翅系昆虫類を調べていました(下の写真).メモも実にこまめに取っていて,野帳の記録の大切さを再認識したことを覚えています.

アスポック夫妻

学位授与式

 20日は首都大学東京の卒業式・修了式でした.全体の式が行われた後,生命科学専攻でも学位授与式として,学部卒業生・大学院修了生に対して,一人一人に卒業・修了証書が手渡されました.あいにくの雨天でしたが,会場内は晴れやかでした.

卒業式

追いコン

 昨夜は,動物生態学研究室の追いコン(送迎会)でした.学部の4年生(卒業研究生)2名が大学院に進学し,大学院生(大学院前期課程)2名が社会に巣立っていきます.大学生の4年間さらにその後の大学院生(修士)の2年間を一緒に過ごすと,彼ら(彼女ら)の成長がよくわかります.社会に出るとさらに大人びてくると思います.活躍を期待しています.

追いコン

ポスター賞

 16日は日本生態学会第61回大会の中日でした.動物生態学研究室の学生3名が朝からポスターを展示して発表する日でした.学生たちは,これまでの成果をまとめて,工夫を凝らしてポスターを作成していました.日本生態学会では,学生や大学院生など若い研究者が,さらに意欲をもって研究を進めてくれることを期待して,毎年,年次大会で,ポスター賞を選定することになっています.ポスター賞には,各研究部門ごとに「最優秀賞」と「優秀賞」の2つがありますが,今年は,動物生態学研究室の1名が最優秀賞に,もう1名が優秀賞に選ばれました.自信をもって,さらに研究を進展させて下さいね.

生態学会ポスター発表

日本生態学会第61回大会

 動物生態学研究室の学生が,広島で開催されている日本生態学会第61回大会に出かけています.3名がそれぞれ,甲虫,サンショウウオ,ムササビのポスター発表を行うことになっています.学会で発表して,多くの人と議論すること,逆に,多くの発表を聞いて質問することによって,生態学全体の展望が開けてくると思います.

ポスター生態学会

陸上のカムフラージュと海中のカムフラージュ

 色覚の発達した目の良い鳥が,天敵として多くの昆虫を捕食するため,昆虫類にはカムフラージュ型の擬態がよく見られます.陸上では,昆虫たちは,植物の葉や茎の緑色と,枯れ葉や枯れ枝あるいは樹肌の褐色の世界に棲んでいるため,緑色や褐色の昆虫類が一般的です(これこれ).
 しかし,海中では,天敵から身を守るためにカムフラージュ型の擬態が起こる時,その背景が,陸上とはかなり違います.もちろんアマモ場のように,緑色の海藻が多い場所では,それにそっくりな色の魚がいますが(写真上),海底は赤や白や黒といった原色の生物で満ちあふれています.そのために,以前に紹介したように,赤と白の水玉模様のエビや(これ),体は透明で透けているのに(究極のカムフラージュ!),体表の赤い縞模様だけは残しているガラスハゼ(写真下)のような生き物がいます.陸上の世界とは違う別の世界が海中には広がっていて,見ていて楽しいですね.

アマモ場の魚
ガラスハゼ

ウミウシの色彩

 沖縄から届いたウミウシ類の写真を見ていると,体にある様々な突起が,背景の岩肌にある海藻や固着性の動物とよく似ている気がしてきました.毒をもつウミウシ類は警戒色をしていると考えられますが,カムフラージュ型の擬態と鮮やかな警戒色の区別がつかなくなってしまいそうです.

プチウミウシ

ゾウゲイロウミウシ

南タイの野生動物

 タイ南部で哺乳類の調査を行っている人から届いた写真に,フィンレイソンリス,サンバーシカ,アジアゾウが写っていました.アジアゾウは生息数が増えたのか,道路脇を歩いている姿も見られるということです.森林棲のゾウですが,開けた場所の方が歩きやすいのでしょうね.

タイフィンレイソンリス

サンバーシカ

アジアゾウ
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