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秋の気配

 夏も終わろうとして,秋の気配が感じられるこの頃ですが,研究の方も,材料の調達など,最後の駆け込みでいろいろ忙しい毎日です.秋の蛾,冬眠してしまうトカゲ,落葉樹の葉...今年のデータを取り損ねないようにしないといけません.下の写真はアカネズミです.こちらは冬眠しないので1年中調査可能です.

アカネズミ
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ロンドンで開催されている Ento '19(4)

 イギリスにはキタリスという土着のリスがいるのですが,今では数が減ってしまいました.キタリスはユーラシアから日本の北海道にかけて広く分布しています(北海道のエゾリスと呼ばれているものは亜種名で,種名はキタリス).ロンドンで見られるリスは,今ではアメリカから移入された外来種である トウブハイイロリス になってしまいました(下の写真は今回ロンドンで撮影されたもの).
 Ento '19では,参加した大学院生が,学生部門で Poster Award 1st Prize を受賞したとのことです.今,帰国の途についているはずです.

トウブハイイロリス(ロンドン)

中国(雲南省)での野外調査6

 熱帯季節林に滞在中に,もっと山奥のよく保護された熱帯雨林にもでかけました.そこは低地(谷)に発達した森で,乾季といえども湿潤でした.ヤマビルにもしっかり血を与えてしまいました.リーフモンキー,スローロリスなど怪我などで保護された個体をリハビリ(放し飼い)させていました.トビトカゲの1種もいて,のどにある三角形の突起を出したり引っ込めたりしていました.ここ中国最南部の低地は,マレーシアなど東南アジアとまったく同じ動物相であることを再認識しました.現地では多くの人々の協力を得て,個人ではとても行けないような場所での観察ができました.どうもありがとうございました.

熱帯雨林(雲南省)
リーフモンキー
スローロリス
トビトカゲの1種

樹木の葉を食べる哺乳類

 Springerから出版されている「Reference Series in Phytochemistry」という本のシリーズで,来年(2020年)2月に「Co-Evolution of Secondary Metabolites」が刊行予定です.2冊組で1300ページのこの本の一つの章として,Tree-leaf chemicals and feeding behavior of arboreal mammals in seasonal environment と題した我々の総説がonline-firstで公開されました(ここ).これから,本の出版も出来た章から順次公開され,最後にまとめて出版(印刷物,電子版の両方)というスタイルが増えていきそうです.コアラなどの有袋類,多くのサル類とともに,樹上性齧歯類であるムササビも樹木の葉を食べる典型的な哺乳類の1種です.下の写真はムササビが食べたヤマモモの葉の食痕です.

ムササビが食べたヤマモモの葉

社寺林

 都市部では自然が消えてしまっていますが,農村・山村でも豊かな自然が必ずしも残っているわけではありません.そんな中で,その地域の自然を象徴しているのが,社寺林です.もちろん社寺林の特徴として参道に共通してスギやケヤキなどの木が植えられていることも多いのですが,木を切らないため,大きな自然の木がよく残っています.また,いわゆる里山のように,林床が開けて乾いていません.大きな木があるとムササビやフクロウなどが棲みやすくなります.問題は,社寺林は概してこじんまりとしていて,面積が狭いことです.下の写真は社寺林の参道とそこに棲むムササビの糞です.

社寺林
ムササビの糞
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