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カタツムリトビケラ類の幼虫

 先日,やはり大学院生がカタツムリトビケラ類の1種の幼虫の写真を撮ってくれました.直径 1.5 mm にも満たない小さいトビケラ類(毛翅目)で,渓流や細流の砂に紛れて生息しています.拡大して見ると,確かにカタツムリの格好をしています.小さい砂つぶを糸で貼り合わせてコイル状の巣にして,その中に細長い幼虫が潜り込んでいます.少ない材料で長くて丈夫な筒を作る最適の方法だと思いませんか?写真は上が背面から,下が腹面から撮影しています.

カタツムリトビケラ類の幼虫(背面)
カタツムリトビケラ類の幼虫(腹面)
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シリブトガガンボ類の幼虫はコケ擬態?

 先日,研究室の大学院生が埼玉でシリブトガガンボ類の1種の幼虫の写真を撮ってきてくれました.コケ,特にミズゴケ類にそっくりの幼虫です.背中側の突起,体側の突起など形だけでなく質感もコケそのものです.こうした隠蔽型の擬態は本当にたくさん存在します.目で餌を探すタイプの天敵による捕食圧がこの地球上の生物に強く作用していることは明らかなのですが,それをいざ実証しようとするとこれが大変難しいのです.野外での生存率の測定,捕食頻度の推定を正確に行うことはほぼ困難です.逆に言えば,これをどう行うかが研究の一つの腕の見せ所です.

シリブトガガンボ類の1種の幼虫
シリブトガガンボ類の1種の幼虫(背面)

カバシタムクゲエダシャクのメス

 早春(晩冬?)に出現する カバシタムクゲエダシャク は,いわゆるフユシャク類の1種で,メスの翅は退化しています.昨日紹介したオスとはまったく似ておらず,狐につままれたような感じですね.

カバシタムクゲエダシャクの産卵

カバシタムクゲエダシャクのオス

 先日,大学院生が,早春にしか出現しないカバシタムクゲエダシャクの写真を撮影してきました.下の写真はそのオスです.後翅の樺色(かばいろ)が鮮やかで綺麗な蛾です.
カバシタムクゲエダシャクのオス

ヒメシュモクバエの染色体

 研究室の特別研究員が,先日,ヒメシュモクバエの染色体に関する論文を出版しました(この論文).ヒメシュモクバエは,雌雄とも複眼が左右に突出していて,その奇妙な形態の進化が注目されています.上の写真はオスです.下の写真は交尾中の雌雄で,上にいるのがオス,下にいるのがメスです.オスもメスも目が飛び出していますね.

ヒメシュモクバエのオス
ヒメシュモクバエの交尾
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