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シャクジョウソウ

 結実の秋.いろいろな植物が実を付け始めています.森林限界に近いところで,結実したシャクジョウソウを見つけました.ギンリョウソウの仲間ですが,黄色いのですぐ見分けられます(ギンリョウソウはその名の通り銀色というか白い).この辺りの林床はなかなか変わっていて楽しませてくれます(種名はわからないものだらけですが).
富士山を臨む
結実したシャクジョウソウ
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帯状に更新する森

 研究というのは,珍しい現象を見つけたことからスタートすることがよくあります.それが珍奇なことだけにとどまらず,一般的な事象に新たな視点を加えたり,問題点を提供することに結びつくことがあります.帯状に更新する森林を最初に見た研究者はおそらく驚いたことでしょう.この山は昔から有名ですが,今でも確かに帯状の更新を維持しているようです.

縞枯山

タキミシダ

 動物生態学研究室の学生が植物関係の報文を共著として出しました(横須賀市博物館研究報告(自然科学)67: 39).局所的に分布する タキミシダ(下の写真)を31年振りに再発見したという内容です.

タキミシダ

イチヤクソウ,ウメガサソウ,ギンリョウソウ

 下の写真は,6月になって,裏山を散歩中に見つけたイチヤクソウ,ウメガサソウ,ギンリョウソウです.イチヤクソウはツツジ科イチヤクソウ亜科イチヤクソウ属,ウメガサソウはツツジ科イチヤクソウ亜科ウメガサソウ属,ギンリョウソウはツツジ科シャクジョウソウ亜科ギンリョウソウ属とされています.かつての分類体系ほどではありませんが,いずれも近縁な植物です.ギンリョウソウは腐生植物の一つで,葉緑体がなく光合成を行いません.地下部で菌糸などを養分として成長します.

イチヤクソウ
ウメガサソウ
ギンリョウソウ

ハンショウヅル

 昔,町の通りには半鐘(はんしょう,はんしょとも言う?)のぶら下がった塔があり,火事の時にはそれを打ち鳴らして知らせていました.半鐘とは小さな釣鐘のことです.もう盛りは過ぎてしまいましたが,ハンショウヅルというつる植物の花はちょうど半鐘のようで,それがその名の由来です.下向きに咲く花とは逆に,花弁が落ちて実が大きくなる頃には上向きになっています.綿毛が付いていて風散布のようです.上向きの方が風に乗りやすく,種子がより遠くへ運ばれるのでしょうか? それではなぜ花は釣鐘のように下向きに咲くのでしょうか(花びらは重そうですが)?

ハンショウヅルの花
ハンショウヅルの実


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