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ペンギンになりきるアオサギ

 動物園でペンギンの中に紛れ込むアオサギを見つけました.野生のものがペンギンのふりをしているのか,動物園でペンギンと一緒に飼われているのかわかりませんが,見ている人はこれに気がつかないようです.

ペンギンのふりをするアオサギ
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ツチガエルの発生

 オタマジャクシがどれくらいまで大きくなって子ガエルとなるか(変態サイズと言う)は,カエルの種ごとに違います.意外と小さいのがヒキガエルです.それに比べるとツチガエルの変態サイズはとても大きくなります.同じ個体でも変態サイズが環境要因によってどのように変化するのか(表現型可塑性),個体群や種ごとの変態サイズの違いにはどのような進化的背景があるのか(最適変態サイズ,最適生活史戦略),そもそもどのようなしくみで変態という体の大規模な変化が起こるのだろうか(変態の分子基盤),これまでたくさんの研究が成されています.それら過去の論文を全部読んで,全体をまとめ(これをレビューという),さらにそこに新たな考え,現象,検証を加えていくことが研究の第一歩です.しかし,実際には,研究とレビューを同時に進めても新たな発見につながることがほとんどです.自然界はまだまだ知られていないことだらけだからです.

ツチガエル幼生1
ツチガエル幼生2
ツチガエル幼生3
ツチガエル変態後すぐの幼体

ツチガエルの産卵

 ツチガエルは湿地,池沼,川などに生息する中型のカエルです.5月から9月くらいにかけて水中に産卵します.数十個の卵からなる卵塊が,水の中の枯れ枝や水草にからまっています.孵化した幼生(オタマジャクシ)はその年のうちに変態して子ガエルとして上陸するものと,冬を越して翌年に変態するものがいます.冬にオタマジャクシを見つけたら,それはツチガエルか,それとも外来種であるウシガエルかです.

ツチガエル成体
ツチガエル卵塊

謹賀新年(2019年元旦)

 年があけました.とても良い天気で新年にふさわしい感じです.京王線南大沢駅から首都大学東京の正門までは200 m余りですが,そこは大きなショッピング街となっており,新年早々から営業開始,多くの人で賑わっています.今年の干支は猪です.下の写真は,東京都西部の林内にセットしたカメラトラップに写っていたイノシシです.母親と兄弟姉妹(年長,年少)で仲良く暮らしていますね.増えすぎないこと,人里に出てこないことを願うばかりです.

イノシシ
イノシシの親子

カンタリジン・ワールド

 動物生態学研究室で行われてきた「カンタリジン・ワールド」に関する研究のまとめの論文が日本語で出版されました(橋本晃生.2018.カンタリジンを介して昆虫が紡ぐコミュニケーションネットワーク.昆蟲(ニューシリーズ)21: 230-239).日本昆虫学会が年に4回出版するこの雑誌では,招待論文として研究者自身のこれまでの研究成果をまとめて紹介してもらう企画が進行中です.その一つとして今回の論文が出版されました.カミキリモドキ類やツチハンミョウ類(下の写真)が作る防御物質であるカンタリジンをめぐる生物相互作用系の話です.

ツチハンミョウ類の1種
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