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2022年度博士論文発表会(第2回)

 博士論文発表会は10月修了と3月修了のために年2回開催されます.11月24, 25日には今年度修了に向けての博士論文発表会(第2回)が開催されました.動物生態学研究室からは2名が発表しました.

博士論文発表会(第2回)
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日本動物行動学会第41回大会

 日本動物行動学会大会は,今年は例年より遅く,11月22〜24日に福岡で開催されました.動物生態学研究室からは1名の大学院生が口頭発表を行いました.また,前年度に受賞した首席論文賞の表彰式もありました(ここで紹介).

日本動物行動学会第41回大会
日本動物行動学会第41回大会会場全景

ヒメネズミのお母さんのたくましさ

 飼育中のヒメネズミが出産して32日が過ぎました.子ネズミが巣から出歩くようになったので,取り出して,今日から個別飼育に切り替えることにしました.子ネズミはなんと4匹もいて,すっかり大きなっていました(写真では,お母さんの下にもう1匹が隠れている).巣立ち間近の子ネズミは自力で餌を食べるとはいえ,こんなに小さな母親から,こんなに多量の子が一月ほどで育つなんて,母親のたくましさを見せつけられた感じです.仲良く身を寄せ合う姿にも親近感を覚えますね.

ヒメネズミ一家

TMU Bio-conference 2022

 生命科学科/生命科学専攻主催で行われる「TMU Bio-conference」という研究発表会が,11月11日(金)の午後に開催されました.教員から学部学生まで自由に参加できる発表会です.コロナ禍の中,飲食はできませんが,多くの人が参加しました.参加者による自由投票で選ばれるポスター賞(5名)を,動物生態学研究室の研究員(学振PD)が受賞しました.

TMU Bio-conference 2022

蟻地獄の巣穴が物陰から少し離れる理由

 昨日(10月10日)付けで,蟻地獄(ウスバカゲロウ類の幼虫)の巣穴が物陰(障壁など)から少し離れる理由について調べた論文がJournal of Ethology誌にonline firstで掲載されました(この論文).巣穴をもたない蟻地獄では,昆虫などの節足動物がよく通過する物陰で獲物を待ち伏せるのが得策です(以前のブログで紹介).しかし,いわゆる蟻地獄では,物陰などの障壁のすぐ側に巣穴を作ってしまうと,そこを通過する昆虫などの節足動物に(餌とならないような大型の動物にも)頻繁に巣穴を壊され,それを修復するための時間とエネルギーのコストがかかってしまうのではないかという論文です.つまり,餌がよく落ちるという利益と巣穴が頻繁に壊されるという損失のバランスによって,蟻地獄は物陰から少し離れたところに巣穴をかまえるというわけです.そうした巣穴の位置選択は自ら好んで選ぶのではなく,巣穴が埋まってしまった後,新しい巣穴を掘る位置が徐々にずれていくためです.実際に人が巣穴を頻繁に埋めてやると,巣穴の位置がランダムな方向へとずれていきます.この論文では,また,巣穴の位置は,アリジゴクツリアブという寄生蝿による寄生とは無関係であったことも報告しています(寄生蝿についてはここ).写真は調査が行われたクロコウスバカゲロウの幼虫の巣穴です.物陰(障壁)から少し離れたところに多い傾向があります.

クロコウスバカゲロウの巣穴の位置
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