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トチノキの実

 トチノキの実(トチの実)も今たくさん落ちています.栗(くり)によく似ていますがもっと厚みがあって重厚感があります(写真の横棒は1 cm).この実にはサポニンやタンニンが含まれているため,それらを除かないと(いわゆるアク抜きをしないと)食べられません.トチノキはトチノキ科に属します.

トチの実
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ハシバミの実

 秋になると各種のドングリが落ち始めます.ブナ科の実を一般的にはドングリと呼びますが,そうではない木の実の一つにハシバミがあります(下の写真.横棒は1 cm).いわゆるヘーゼルナッツと呼ばれるものですが,ネズミやリスなどに好まれる種子の一つです.ハシバミはカバノキ科の木の名前です.

ハシバミの実

タイワンクツワムシ

 クツワムシに近縁のタイワンクツワムシという種がいます.下の写真は,学生が見せてくれた沖縄島のタイワンクツワムシのオスです.前回紹介したクツワムシより細長いことがわかります.鳴き声も違います.タイワンクツワムシも雌雄ともに緑色型と褐色型がいます.

タイワンクツワムシのオス(沖縄島)
タイワンクツワムシのオス(沖縄島)背面

ギンヤンマのオス型メス

 卒業生から東京都で見つけたというギンヤンマの写真が届きました.種内多型というのを,同種同性なのに色,模様,形態などに不連続な差異のある個体が混在するととらえると(ここでは地理的変異と季節多型は除いておく),雌雄ともに同様の多型が混在する場合,オスだけに多型が存在する場合,メスだけに多型が存在する場合,雌雄それぞれに別の多型が存在する場合が考えられます.この前に紹介したクツワムシの褐色個体と緑色個体の混成は雌雄ともに見られる多型の例の一つですが,ギンヤンマのメスには,オスとは色彩が異なる本来のメスの他に,オスに似たメス(オス型メス)がいます.写真はオス型メスで,腰のあたりに青が明瞭に発色しています(オスと違ってメスのこの部分は通常淡い黄緑色から白).つまり,ギンヤンマにはメスにのみ多型(通常メスとオス型メスの二型)が生じています.それでは,オスだけに多型が存在する例,雌雄それぞれに別の多型が存在する例をあげることはできますか.

ギンヤンマのオス型メス

クツワムシ(メス)

 写真はクツワムシのメスです(メスにも褐色型と緑色型がいます).ヤマクダマキモドキなどと異なり,産卵管がとても長いので,これを地面に差し込んで産卵すると予想されますね.

クツワムシのメス
クツワムシのメス背面
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